雑誌広告を検討してみたいのだけど、
- 雑誌に詳しい知り合いがいなくて出稿相談ができない・・・
- 何をどこから手を付けたら良いかわからない・・・
- 相場感がわからないので費用で損をしないか心配・・・
このような方は少なくありません。
そして、実は広告代理店にも嬉しい相談のされ方があります。広告主としても「そんな話は聞きたくない」「この部分だけ取り急ぎ知りたいだけ」といったこともあるでしょう。そういった不快なコミュニケーションを避ける意味でも今回は、雑誌掲載で”広告代理店への上手な相談の仕方”について、お伝えしていきます。
この記事を参考にして、スマートな雑誌掲載のお手伝いができれば幸いです。
雑誌の広告代理店に ”最初の相談で提供すべき4つの情報”
それは、次の4つです。
1. 興味のある雑誌名
2. 予算
3. 掲載時期
4. その他の希望(あれば)
1. 興味のある雑誌名
例えば、美的、MAQUIA、VOCEなど具体的な雑誌名を添えましょう。ドンピシャな雑誌で企画があれば優先的に案内してもらえます。雑誌名がよくわからなければ、読者の年齢層(例:30代〜40代)、雑誌のカテゴリー(例:女性ファッション誌、女性ライフスタイル誌、●●専門誌など)でも十分です。
ただ、雑誌によっては、
- そもそも広告受付は不可
- 連合広告(1コーナーに複数社が掲載の広告形式)は不可
- ごく限られた広告しか受付不可
という雑誌もあります。希望が難しかった場合は、広告代理店に代替案を相談してみてください。
2. 予算
例えば、「10万円台」の広告枠を希望など、予算の価格帯を伝えましょう。予算が増えるほど、雑誌の候補も増える傾向にあります。
10万円台の枠
1ページを20分割した1/20枠や16分割した1/16枠など、小さな枠が大半です。「掲載実績だけで良い」という広告主には低予算で掲載できるのでピッタリです。雑誌の候補は限られてしまうことが大半です。
20万円〜30万円台の枠
1/8枠(名刺くらいの枠サイズ)や1/4枠(ハガキより一回り小さいくらいの枠サイズ)が多いです。雑誌の選択肢も少し広がり、選びやすくなります。
30万円〜60万円台の枠
1/4枠〜1/2枠(1ページの半分)、1ページ枠まで選択肢の幅が広がります。1/4枠や1/2枠がボリュームゾーンですが、
- 読者プレゼント
- 5つ星エンブレム獲得
- 美容家(調査員)の推薦コメント付き
- 記事やエンブレムの2次利用付き
- 編集部の特殊枠(枠サイズは変動)
といった、特別な企画もタイミングによっては可能です。
70万円〜180万円台の枠
一部の雑誌で1ページ枠が可能です。140万円を超えてくると大半の雑誌で掲載可能です。
200万円〜400万円台の枠
2ページ見開きでの編集部のタイアップ企画が可能。出版社に見積を依頼します。
3. 掲載時期
例えば、「4月〜6月発行の雑誌」といったように時期を共有してあげてください。時期が決まってない場合は、時期未定と伝えれば問題ありません。ただ、「新商品が●●月に発売になるので、発売時期の前後が好ましい」のような背景情報があれば、一緒に伝えていただくと出版社や広告代理店からも良い提案が受けられる場合もあるのでオススメです。
ただし、1点だけ。ときどき「急ぎで来月に掲載したい」という方もおられます。絶対に不可ではないものの、大半の雑誌は、発行日の1ヵ月前に出版社の原稿審査も通過して校了しているのが一般的です。そのため、翌月だけでなく翌翌月の雑誌候補も想定しておくのが無難です。
実のところ、翌翌月の掲載でも検討時間が非常に少ないことが大半です。特に翌月の掲載の場合は、出版社からも即断即決が求められるので、注意が必要という点も付け加えておきます。
4. その他の希望(あれば)
もしあれば、で構いません。
でも何かあれば先に伺っておくと広告代理店や出版社の提案の幅が広がったりすることもあります。または無駄な提案を受けなくてよくなる可能性もあるでしょう。
さらには、もし
- 情報収集段階
- 具体的に検討したい
などがあれば、こうした現状も広告代理店に共有しておくと良いです。
例えば、雑誌の出稿には、必ず出版社による広告主審査があります。そして、広告主の出稿審査には数日から1週間くらいと、時間がかかる場合も少なくありません。
情報収集段階であれば、情報収集はスピーディーな方が良いでしょう。一方で具体的な検討に入られている場合は、急がばまわれで、出稿審査も同時に進めておいた方が良いかもしれません。広告代理店の担当者も、このような機転や勘どころが働きますので、共有しておくとスマートです。
具体的な希望がある場合
例えば「雑誌のMAQUIAで、読者プレゼントの企画に参加したいです。」といった場合。その場合も前述の4つの情報が整っている方が好ましいです。ただ、希望が固まりすぎていると、タイミングよく企画がNGの場合に代替案が出しにくくなる場合もあります。
その場合は、「第1希望はコレだけど、難しい場合は第2希望はこんな感じの雑誌と企画でもOK」といった感じで妥協案も添えていただくとスマートです。
空き枠を検討時の注意点
雑誌には、空き枠といって、希に広告枠の売れ残り枠が出る場合があります。ちょうどスーパーのお惣菜コーナーで閉店前に値引きシールが貼られた商品と同じイメージです。安くなるのでお得に出稿はできるのですが、その分デメリットもあります。
空き枠のデメリット
- 決定優先のため、いつ無くなるかわからない(早いもの勝ち)
- 原稿制作の写真や資料などの素材は申込と同時に支給
- 場合により原稿確認回数が1回だけで責了※
- いつ出てくるかわからないので掲載時期が定まらない
※ 責了とは、責任校了の略。広告主は、修正が反映されたことを確認できないまま、制作側が責任を持って修正する前提で校了することです。
いかんせん検討時間がほとんどないため、空き枠を見つけたら即申込、といった判断を迫られます。逆に言うと、空き枠が見つかった→広告主は検討に入る→広告主は社内の稟議ほかで判断に数日から1週間かかる・・・という場合は、まず間に合いません。
どうしても空き枠出稿を狙いたい方は、事前に広告代理店に写真画像や資料を常時預けておき、事前に取り決めておいた条件に合う空き枠が出た瞬間に、自動的に出稿申込を入れてもらう、という広告主も少なくありません。
まとめ
広告代理店の担当者によっては、1つの情報を確認するだけでも、広告主と出版社との間を何往復する人もいます。一方で、広告主や出版社の担当者も常に忙しい人ばかりです。つまり、広告代理店の担当者は、1往復で多くの情報を収集してスピーディーに判断、進行していくことが非常に重要と言えます。
実際、「この広告代理店の担当者は、(広告主の)意図をぜんぜん分かってくれない」「生産性のない確認ややりとりが多くて面倒」「なぜこんな確認に1週間もかかるのだろう・・・」みたいなことがあれば、前述の4つの情報が不足したまま進行している可能性があります。
そして、仕切りの上手な広告代理店の担当者ばかりでないことも少なくありません。ご自身の仕事を捗らせる意味でも、日頃から広告代理店に伝えるべき情報を、押さえておいていただくと結果的にご自身のタスク処理も捗るはずです。ぜひお試しください。
